2x4工法の間取りやデザイン
自由に空間をつくり出せることが特徴。大きな開口部や吹き抜けは得意分野です。
2×4(ツーバイフォー)の住宅といえば、ついアーリーアメリカン調のカントリーハウスを想像しがちですが、2×4住宅は構造上の呼び名で、デザインを示すものではありません。構造の特色を失わなければ、室内空間のサイズや天井の高さ、窓の大きさも自由に設計することが可能。例えば、柱を気にせずに大きな窓や玄関などを設けるのも、得意分野。同じように、室内からドアなどの建具を取り払った開放プランも無理なく実現します。また、手の掛かる吹き抜けや地下室も2×4ならお手のもの。特別に吹き抜けの補強をする必要もなく、希望の場所につくれるのも、構造計算によって安全性が確認されているからです。そしてもうひとつの魅力が小屋裏空間です。2階の天井も構造用合板を用いるため、下の居室に制限されることなく柱のない大空間が可能。収納室のほか、居室としても活用できます。これも2×4工法がつくる大きな特徴でしょう。
外観や屋根のデザインは制限なし。町並みや好みに合う家づくりができます。
内部空間同様、2×4工法(ツーバイフォー工法)の家では、住まいのイメージをかたちづくる外観のデザインも自由に選べます。例えば、外観のポイントとなる屋根の形は、洋風切妻屋根から、和風の寄棟屋根、屋根の上にドーマー窓を付けた北欧風のタイプなど自由自在。これは、2×4工法が箱型構造であることにより実現するもので、梁や棟の位置、大きさによって制限される在来工法とは大きく異なる点です。屋根の重さは外壁に伝わるので、屋根部分とその下の構造を切り離して考えることが出来るのです。また外壁材も、デザインからカラーまで自由な選択が可能。仕上材の選び方ひとつで伝統和風をはじめ、洋風モダンやアーリーアメリカン調まで、さまざまなスタイルの住まいができます。このほか、2×4工法への誤解に「大きな家」というものがあります。2×4工法は、部材を組み合わせていく自由度の高い住宅ですから、狭い土地や変形の土地でも無理なく建てられます
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