こんにちは、徳永です。
新潟では、田植えが始まる頃に、山を覆う雪がだんだん解け始め、
麓では散ってしまった桜が、山を登り、ブナの新芽と、幻想的なコントラストを描きます。
足元にはカタクリの花やイワウチワの花が咲き乱れ、(残念ながら私は、この2つしか名前を知らない)
残雪の中に入ると、雪の下でじっと耐えてきた山の春が、
ブナの根元にポカリ、ポカリと空いた穴から、転がり出ようと息を殺しているようです。
連休は、少なくとも2度、山に登ろうと、前々から考えていました。
雪山気分を味わえて、しかも、比較的安全で手の届きそうな山という事で、連休初日の4月29日、五泉市の白山に登る事にしました。
まだ暗い内に起きて、天気を最終確認の上、出発。
途中阿賀野川の河川敷の、チューリップ畑から白山1012m(左)と、粟ケ岳1292m(右)を撮影。
慈光寺の手前の里から、散りかけた桜をバックに、白山を撮影。
慈光寺の駐車場着6時30分。古い地蔵さんが並ぶ、巨大な杉の参道を歩き、慈光寺の前を通り過ぎます。
思わず手を合せたくなる様な、荘厳な雰囲気のある、歴史のあるお寺です。
白山の、登山道は3合目までが、とても急で、いきなりビビってしまいますが、そこを耐えると、後は所々景色も開け、
気持ちの良いブナの尾根道となります。
7合目を過ぎる頃から、だんだん登山道を雪が覆い始め、8合目あたりからは、まるで雪山の様な景色となります。
頂上の避難小屋が見えてくると、その向こうに広がっているはずの、大パノラマに期待が膨らみます。
9時10分、無事山頂到着。
ジャーン! これが、川内山塊の盟主、粟ケ岳、 その向こうに見えるのが守門岳です。
菅名岳、五頭山、二王子岳、そして飯豊連峰方面。
弥彦、角田山方面
そして、村松、五泉、新津方面の里の景色です。
絶景を楽しみながら、コンロでお湯を沸かして朝ご飯のうどんを食べ、10時半、登ってきた尾根を下山開始。
12時00分 1合目登山口着、12時20分駐車場着。
駐車場にはいつの間にか、登山客と、慈光寺目当ての観光客で、ごった返していました。
雪山の下山は、雪がクッションになって、なかなか快適です。 が、シーズン初めての千メートル級の山、
途中から、ヒザが笑い始め、4~5日、まともに歩けない、情けない私でした。