週末の度に悪天候が続き、今年の秋も残り少なくなってきたので、
久しぶりに晴れマークの予報となった11月10日、大切に取っておいた代休を使って、守門岳に登ってきました。
朝、天気予報を入念にチェックして、目的の山を最終決定。
新潟市内の家を出たのは6時半過ぎ。 中之島見附インタ―より、栃尾経由で守門岳へ向かいます。
ネットでいろいろと調べた結果、今日のコースは、車で林道を標高800m近くまで登る事が出来、比較的楽そうな
保久礼(ほきゅれい)小屋から登るコース。
途中、道を間違えながら、駐車場にたどり着いた時には9時を過ぎようとしていました。
(写真をクリックすると大きくなります。)
9時15分登山開始。 すでに標高が高い為、紅葉は、遥かふもとで終っており、
廻りは完全に裸になったブナの林です。 それでも、これはこれで中々気持ちが良い!
良く整備されて、登りやすい登山道でしたが、シティーマラソンが終わってから、何一つ運動していませんでしたし、
本格的なトレッキングは、夏前に辛い思いをして登った蒜場山以来です。
喘ぎながら、やっとの思いで、11時丁度、大岳(1432m)に到着。
しばし、遠くに見える弥彦山や角田山、ふもとの町並みの景色を楽しみましたが、今日の目的はここではありません。
守門岳は大岳、青雲岳、袴岳の、3つのピークの総称なのだそうで、今日は袴岳まで縦走するつもりで登ってきたのです。
先に進もうと、大岳頂上から少し先に進むと、
目の前に現れた景色に、 思わず 「 ウワー!!! 」 と声を上げてしまいました。
辺りは森林限界をこえているので、遥か下の方に、葉を落としたブナの木が、
何か、どこからか飛んできて、山肌にくっついた白い羽毛の様に見えています。
守門岳の裏側(北東側)は、穏やかな表(西側)とまるで違う景色で、切り立った谷となっており、
遥か、向こうに見える粟が岳、そしてそのずっと先まで広がる川内山塊まで、
登山道も無く、人が近づく事さえ困難な、奥深い山が延々と続いています。
大岳から一旦、130m下って、登り返し、木道の良く整備された、青雲岳(1487m)に到着、
そして最高の景色を楽しみながら、守門の主峰、袴岳(1537m)に到着したのは、12時ジャストでした。
遥か遠くに、新潟平野。 双眼鏡で、ビッグスワンや朱鷺メッセを確認する事も出来ました。
越後三山方面はあいにく雲の中でしたが、浅草岳や、入広瀬から田子倉ダムに向かう、
JR只見線沿線、大白川からの登山口を 足下に見ながら煮た、うどんのおいしかった事!
1時間ほど、雲の間に見え隠れする景色を楽しみ、大岳に向けて引き返したのですが、
素晴らしい景色に、降りるのがもったいない位です。
ゆっくりと景色を楽しみながら、無事駐車場に付いたのが3時20分。
それから、林道を車であちこち走り廻って、あたりを探検。
国道290号線沿いの人里に降りてきた頃には、そろそろうす暗くなり始めていたのでした。
一昨年の春、ふと思い立って、初めて角田山に登ってから、だんだんとトレッキングの魅力に引き込まれ、
とりあえず、新潟平野から見える里山を全部登る事を目標に、
角田山、弥彦山、五頭山、白山、粟が岳、菅名岳、二王子岳、蒜場山と、登ってきましたが、
3年目の今年中に、守門岳を征服するのが、夢でした。
これで、一区切り。 いつの日か、飯豊連峰、そして、越後三山、尾瀬、北アルプスにも行ってみたいと、
夢を膨らませている私でした。
PS. しかし、マラソンと、トレッキングでは使う筋肉がちがうんですねぇ。
シティーマラソンで、少しは体力が付いたかと期待してましたが、相変わらず下りが苦手で、
ふくらはぎと、太ももの強烈な痛みに、1週間は、まともに歩く事もままなりません。